体の柔軟性は、イコール筋肉の強さと柔らかさ
高齢になって体がかたくなるのは、筋肉を動かす機会が少なくなるためです。体の各関節は、周辺の筋 肉によって動くので、筋肉が弱まると関節の動きもスムーズではなくなります。その結果、例えば膝関節 への負担が増す結果、膝の痛みなどのトラブルが起こりやすくなります。そこで今回は膝痛予防のため のストレッチングをご紹介しましょう。 |
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【大腿四頭筋(大腿部の前面)のストレッチング】 | |
@壁などで体を支えながら片足で立ち、もう片方の足の大腿部を軽くストレッチングする。 | A@の姿勢で足をさらに後ろに引いて大腿部を少し強めにストレッチングする。 |
B図のように座った状態でストレッチング する。 |
C両足を前に伸ばして座った姿勢から、片足の膝を曲げ、体を後ろに倒していき両肘をついて大腿部をストレッチングする。 |
【ハムストリングス(大腿部の裏面)のストレッチング】 | |
@上体を前に垂らし、軽く膝を曲げた姿勢で立ちながらハムストリングスを軽くストレッチングする。 A@の姿勢から次第に膝を伸ばしていきながらハムストリングスを少し強めにストレッチングする。 |
≪座った状態で行う場合≫ Bまず図のように座った姿勢をキープしながらハムストリングスを軽くストレッチングする。 さらに、上体を次第に倒していきながらハムストリングスを少し強めにストレッチングする。 |
※ いずれのストレッチングも、最初は10秒程度から始めて、20〜30秒と伸ばしていきます。 | |
≪柔軟性に対する疑問・質問≫ | |
Q:「体が硬いと何か弊害がありますか。中年過ぎからでも体を柔らかくできますか。」 | |
A:全身の筋肉が硬い人は身のこなしが鈍くなり、それが怪我などにつながることが少なくありません。また筋肉が硬いと、関節の動きが悪くなり、手や足の関節が動かしにくくなることもあります。たとえ中年過ぎでも、ストレッチングを習慣化すれば、筋肉は柔軟性を取り戻し、退化を防ぐことができます。 |