クーリング・ダウン
―その生理作用と必要性―

スポーツをした後すぐに運動を止めてしまうと、心臓から送り出される血液の量が急に減少してしまうため、大脳への血液供給が不足してしまいます。その結果、頭痛・めまい・吐き気などが起きる可能性が出てきます。また、筋肉群への血液供給量も減ることにより、運動によって蓄積した疲労物質が十分に除去できずに残ってしまいがちになります。したがって、スポーツを終えた後は、引き続き軽い運動を行って徐々に元の状態に戻していくクーリング・ダウンが必要になります。

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【大腿四頭筋のストレッチング】
(長距離を走ったり、泳いだりした後に)
【腕・肩・背中のストレッチング】
(長距離を走ったり、泳いだりした後に)
●両脚を揃えて立ち、片方の脚を後ろに曲げて、
●お尻の後ろで脚の甲を手でつかみ、お尻に引き寄せる。
●時間は15秒くらいキープ。反対の脚も同様に。
●肩幅より少し広く脚を開いて、頭の上で両手を組み、
●手のひらを上に向けて胸を張り、思いっきり伸ばす。
●そのままのポーズで約20秒くらいキープする。
【肩・腕のストレッチング】
(テニスやゴルフの後に)
【腰のストレッチング】
(テニスやゴルフの後に)
●肩幅より少し広く脚を開いて立ち、両手をお尻のところで組む。
●背筋を伸ばして胸を張った姿勢のまま上体を前に倒す。
●そのままのポーズで約20秒くらいキープする。
●肩幅に脚を開き、膝を少し曲げて立つ。
●そのままゆっくりと上体を前に倒していく。
●手の指先が床に付くところで止めて、約30秒くらいキープする。
【お尻から太ももの裏のストレッチング】
(ローラースケートやサーフィンなどの後に)
●仰向けに寝て、片脚の膝を両腕で抱える。
●そのまま胸の方へ引き寄せたら20秒間キープ。
●反対側の脚も同様に。

≪ウォーミング・アップ゚についての疑問・質問≫
Q:「クーリング・ダウンのやり方は、全てのスポーツに共通ですか。また、何分ぐらいやったらよいのですか。」
A1:ウォーミング・アップ゚の適当な時間としての目安は、準備運動を始めてから体温が38度〜39度になるのに、約15分程度必要とされていることを参考にすればよいと思います。ただし、筋肉の温まり方は外気温に左右されるので、それに応じた時間調整は必要でしょう。

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