9月はがん制圧月間です。いくつかのがんは運動習慣と関係があると考えられていますが、特に大腸がんと運動量との研究は、世界各国の研究機関でデータが発表されています。 便秘は大腸がんの危険因子ですが、その解消に腹筋運動がよいといわれています。腹筋群と腹斜筋の運動は、その下の胃腸にとって適度なマッサージ効果となり、その働きを調整するためと考えられます。 腹筋運動として誰もがたやすく行えるのは、おへそのぞき運動ですが、ここではもう少し強度を上げた腹筋運動、さらに腹斜筋を鍛える運動をご紹介しましょう! |
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〔レッグレイズ〕 足を高く上げることで、おへそから下の腹筋が鍛えられます。おへそのぞき運動よりも、はるかに運動量が多いので、日頃の運動不足解消の役にも立ちます。 |
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〔やり方〕 @ひざを90度に曲げた状態で、手は体側に軽く広げて床に寝ます。 A両足を揃えて胸の方へ引き寄せます。 B引きつけた両足を上方にまっすぐ伸ばします。 Cそのまま5〜10秒ほどキープしたあと、足を曲げてます。 Dさらにゆっくり戻します。回数は、@〜Dまでを一回と数えて、10〜15回行ってください。 〔ポイント〕 足の上げ下ろしの際に、勢いをつけてはいけません。なるべくゆっくりとした動作で、手や足のカを借りずに、腹筋の力で両足の上げ下ろしをすると、おなかが引きしまり、便秘解消効果が上がります。 |
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〔体側伸ばし運動(ヘビーハンズ・サイドベント)〕 ヘビーハンズで負荷をかけて腹筋と腹斜筋を鍛える運動で、便秘解消に有効です。 |
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〔やり方〕 @両手にヘビーハンズを持ち、足を肩幅より少し広めに開いて、両足に均等に体重をかけて立ちます。 A上体をゆっくりと真横に曲げていき、体側を伸ばします。 B次に反対側に曲げていきます。回数は左右を一回として、10〜15回。 〔ポイント〕 体側を曲げるときに、反動を使わずに腹筋を意識しながらゆっくり行うと、腹斜筋によくききます。この運動は腰にも刺激があるので、腰痛の人や腰に不安がある人は注意して行ってください。 がんの発生や老化を促進する因子として、活性酸素が問題になっています。 いくら生活習慣病の予防によいからと言っても、過度な運動は「過ぎたるは及ばざるがごとし」のたとえ同様に、害になることもあります。たとえば、屋外で紫外線を浴びての運動をしすぎたり、大量の汗をかいたりすると、活性酸素も大量に発生することになるからです。 がん予防のためには、あくまでも適度の運動が最適と心得ておくことが大事でしょう。 |
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